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塗りつぶしがグレーで印刷されてしまう [Q&A-印刷]

図面の塗りつぶし部が印刷するとグレーになってしまう

0828-1.jpg
↓「印刷」コマンドを選択すると
0828-2.jpg
塗りつぶし部がグレーになり、グレーで印刷される↑


塗りつぶし(ソリッド)は、任意色のソリッドならば常に塗りつぶした色で印刷されます。
線色のソリッドの場合は、「印刷」コマンドのコントロールバー「カラー印刷」にチェックが無いと黒で、チェックを付ければ、その線色のカラー印刷色で印刷されます。
これらのソリッドがグレーで印刷されるとしたら、以下のどちらかの場合です。
〇塗りつぶしている線色のカラー印刷色がグレーになっている。
〇ソリッドのあるレイヤを表示のみにしてカラー印刷している。
(基本、カラー印刷では表示のみレイヤの要素はグレーで印刷される)

上記のいずれも該当しない場合は、その塗りつぶし部が本当にソリッド要素なのかを、以下の手順で確認しましょう。
<確認方法>
「Tab」キーを3回押す
※「図形がありません」と表示される場合は、「基本設定」コマンドのダイアログの「KEY」タブの「直接属性取得を行う」のチェックを外してください。
 塗りつぶし部をクリックする。
0828-3.jpg
クリックした部分がソリッド要素の場合、下図のように「(ソリッド図形)…」に続けてその色番号が表示されます。
0828-4.jpg

下図のように表示された場合、その塗りつぶし部はソリッド要素ではなく、細かい間隔の線要素で塗りつぶされたものです。
0828-5.jpg
クリックした要素がブロックになっている場合、上図の「ブロックの編集」ダイアログが開くので「キャンセル」ボタンをクリックしてください。

SXF形式の図面ファイルを開いた場合、塗りつぶし部はSXF対応拡張線色・線種の線で細かく塗りつぶされています。
通常、SXF対応拡張線色の要素はカラー印刷すると、画面と同じ線で印刷されます。
ただし、その線色が「ユーザー定義線色」の場合、グレーで印刷される場合があるようです。上記の確認操作(属性取得)の後、以下の手順でユーザー定義線色の定義を行うことで、画面と同じ色で印刷できるようになります。

<ユーザー定義線色の定義>
属性取得したユーザー定義線色・線種・線幅が「線属性」バーに表示されるので、「線属性」バー(または「線属性」コマンド)をクリック
「線属性」ダイアログで、属性取得した「ユーザー定義線色」が選択状態(凹表示)になっているので、その「ユーザー定義線色」ボタンをクリック
「色の設定」パレットの「OK」ボタンをクリック
0828-6.jpg
「線色名設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリック
「線属性」ダイアログの「OK」ボタンをクリック

以上で、属性取得したユーザー定義線色の印刷色が画面表示と同じ色になります。

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