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Jw_cad ver8.20(2020/10/04)/ver8.20a(2020/10/05) [バージョンアップ]

Jw_cad ver8.20がリリースされました。
ヘルプの「最新バージョンの変更点」を見てみましょう。

1)画像ファイルの特定の色を透過属性とするようにした。 (デフォルトは白=RGB(255,255,255))
背景色が完璧な白(RGB:255,255,255)の画像を用意する
使用しているJw_cadで挿入可能な形式であればよいようです。
当方、BMP、JPEG、PNGの3形式で確認しました。
ver820-0.jpg
Jw_cad図面に画像挿入する 
ver820-1.jpg
当方のPCでは、メニューバー[表示]の「Direct2D」のチェックを外した状態で上図のように白背景部分を透過して表示されます。    
メニューバー[表示]の「Direct2D」のチェックを付けると下図のように、白背景部分は透過されませんでした。
ver820-2.jpg

2)白黒の画像ファイルの表示が、黒バックでは反転するようにした。
背景色黒で使っている場合も、1)の機能(画像の白背景を透過)が働くようにしたものです。
ver820-3.jpg
※上図の画像には、白に見えてもRGBが(256,256,256)でない部分が樹木の回りにあります。

3)[Shift]+V を押すと、範囲確定になるようにした。([基本設定]→[KEY]タブ コマンド#156)
範囲選択の際、コントロールバー「選択確定」ボタンをクリックする代わりに[Shift]キーを押したまま[V]キーを押すと選択確定されます。

4)画像挿入時の拡張子を記憶するようにした。
これによって、どのようなよい事があるのかは…ちょっと分かりません。
ver820-7.jpg
画像挿入の際の「開く」ダイアログの「ファイルの種類」が毎回「BMP」に戻っていたのが、ひとつ前の挿入時の「ファイルの種類」で開かれます。これはJw_cadを終了するまでは有効みたいです。

5)印刷コマンドを選択したとき、「印刷」ダイアログではなく、 「プリンタの設定」ダイアログを表示するようにした。
ver820-5.jpg
従来は印刷の用紙サイズや向きは、この後コントロールバーの「プリンタの設定」ボタンをクリックして指定・変更していましたが、「印刷」コマンドを選択するとこのダイアログが表示されるので、用紙サイズ・向きをここで指定できます。

6)透過画像の印刷をサポートするため、プリンタへ出力するデータを 一旦ビットマップに展開してから出力できるようにした。(「画像データの部分のみ」または「用紙全体」を選択できる)
ver820-6.jpg
これは何かというと…まずはヘルプに記載されている以下の注意点をお読みください。
☆☆☆透過画像をプリンタ出力する際の注意点☆☆☆
透過画像の出力は、プリンタドライバが透過属性に対応していないと、 透過した形での出力ができません。
私の出力環境でも透過属性に対応したプリンタ(実機)は4機種中1機種のみで、 仮想PDFプリンタもほぼ全滅でした。仮想プリンタで透過属性が反映されるのを確認できているのは、 Microsoft Print for PDF(Windows 10 の場合)と Microsoft XPS Document Writer(Windows 8 以前の場合) の2つです。
私としては、この2つを経由して、実機のプリンタに出力することをお勧めしますが、 これによりがたい場合は、一旦、ビットマップに展開して出力する機能をお使いください。展開する場合、基本的には、画像ファイルの範囲だけを展開すればよいのですが、 若干色目が変わったり、継ぎ目が見えたりする場合がありますので、 その場合は、用紙全体の範囲を展開するようにしてください。
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つまり、画像の背景が透過して印刷されない場合に、コントロールバー「印刷方法指定」ボタンをクリックして「プリント出力形式」ダイアログの「BMPに展開出力」にチェックを付けて印刷してねーということです。
ちなみにCANONのインクジェットMG6530とTS8430では問題なく透過されて印刷されました。PDF作成は、Acrobat XI ProとCubePDFでは透過されることを確認しました。

7)以下の情報をデータファイルに記録するようにした。
・印刷時の用紙方向・用紙サイズ
今までは保存されなかった用紙サイズと印刷の向きの情報も図面に保存されます。
・BMPに展開して出力(・その際、用紙全体をBMPに展開)
上記6)の指定後、上書き保存をすることで、その指定も図面に保存されます。
・Direct2d表示
メニューバー[表示]の「Direct2D」のチェックの有無が図面毎に保存されます。

以上。
ver8.12で報告された不具合の一部は解消されていますが、解消されていないものもあります。

※不具合が生じた際にご自身で解決できない方は、まだバージョンアップは控えてください
-----obraclub.com-----



早くもver8.20の修正版がリリースされました(2020/10/05)
ヘルプの「最新バージョンの変更点」によりますとー

以下の現象(V.8.12で発生)を回避した
 ・印刷プレビューで背景色が白の場合、補助線色が黒になる
 ・外部変形で範囲選択後、左AM12:00で選択確定となっていたのが、文字コマンドに入ってしまう
 ・背景色を白にして印刷コマンドに入ると印刷範囲の枠が黒になってしまう(V.8.20で解消)
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